FBB(フリートブロードバンド)
FBB概要
インマルサットFBサービス(Inmarsat FBB : Fleet Broadband)は、船舶用のインマルサット衛星通信サービスです。
インマルサットFBでは、音声通話サービス、FAX通信、データ通信サービスに加え、ブロードバンド高速データ通信およびストリーミングデータ通信が利用できるようになりました。
日本デジコムは、インマルサットFBの衛星通信回線サービスの提供、FBB設備局の販売および修理アフターサービス等インマルサットFBの利用に必要なことを、トータル的に提供しています。 (※日本籍向けおよび外国籍向けにサービスを提供しています。)
FBBネットワークの仕組み
FBB端末から発信された無線電波は、赤道上空36,000kmにあるインマルサット衛星(Inmarsat I-4)を中継し、衛星地上局(SAS)を経て、世界中の「電話回線網」「インターネット網」など通信ネットワーク網にアクセスされます。通信経路の確立など、基本的には従来のインマルサットB、インマルサットFと同様ですが、インマルサットFBからは、衛星からの電波を地上設備局(LES)が一元管理されるようになりました、
【FBB衛星サービスのネットワーク図】
FBB端末比較
設置する船舶の大きさにより2機種
インマルサットFB設備は、インマルサットB、インマルサットFの後継機に相当します。
FBB設備には、FB250とFB500という2種類のモデルがあります。
インマルサットFBの特長
- 技術基準適合証明により、無線検査が不要
- 受話器画面が液晶になるなど、操作性が向上
- アンテナが軽量化したため、設置コストが割安
- 衛星電話としては、最高峰の492kbps通信が可能
- 複数の人数で利用するためのLAN環境構築が容易
- パケット通信のため、通信コストも経済的
- 音声サービスのクオリティが高く、信頼性がある
- 専門知識なしで、誰でも簡単に利用できる機能性
- 従来型インマルサットとの違い
- ブロードバンドデータ通信
- 高い品質と優れた機能性
FBB対応メールソフト「se@comm」
「se@comm(シーコム)」により、データ通信利用額が半減
日本デジコムでは、インマルサットFBのデータ通信をより最適に利用していただけるよう、FBB専用のメールソフトとして「se@comm(シーコム)」を提供しています。
「se@comm(シーコム)」は、通信料金コストの削減はもちろん利用状況の確認や利用者ごとのID管理など、他のメールソフトにはないすぐれた機能を持ち、運用や導入・設定も非常に簡単に行えます。